楚歌タマミラー研究-先攻orビカムゲーからの脱却-
まえがき
小型テレビから流れる朝のニュースに起こされて、親父の車の後部座席で目が覚めた。車内で親父とおふくろが握ってくれたおにぎりを頬張る。
ウィクロス パーティーの日は、北千住から秋葉原まで、親父が車で送り迎えをしてくれた。朝4時半に家を出て7時ごろにホビーステーションに着く。車内で朝食を済ませ、ウィクロス パーティーに向かった。
まだ店は開いてない。
4連勝で、気分良く車に戻ると一眠りしながら待つ親父の姿が目に入る。
それから6年が過ぎ、私はその頃の両親の年齢に近づき、2人は鬼籍に入っている。
車の窓から眺めた代わり映えしない、足立区から千代田区までの景色を、ふと懐かしく思い出す。
セレクターは、大きく分けて、2種類のタイプに分かれると思う。勝負が好きで何よりも勝つことが生き甲斐な、生粋の勝負師タイプ。研究が好きで、勝負そのものより研究に生き甲斐を見出す、学者タイプ。
かなり少数派と思われる後者だが、私は圧倒的に後者だ。
準備という名の研究に明け暮れた6年。その足跡をこうして残せることは光栄だ。
だが、まだ終わりではない。
足立の少年が志した道は、続いている。
ミラーの研究結果を記そうと思う。
今、付録なしカードゲーマーやらなんやらで3回楚歌鬱タマの認知度は上がっている。ミラーがジャンケンあるいは、ビカム積みと非ビカム積みで勝敗が分かれるのが馬鹿らしいと感じ、アーツあるいはメインで何か対策を練れない物かと考えていた。100%安全にとれる対策は未だ考えついてないがこれなら、後手を取っても、勝てる可能性が出てくるカードを1枚見つけ、それに応じた戦略も練れてきたのでここに記そうと思う。
まず、既存構築同士のマッチアップについて考えていく。
一つ目は以前、私がブログに書いた白軸の楚歌タマ。
もう一つは、カードゲーマーに載ってる(であろう)青軸の楚歌タマ。 動画より拝借。URL追記
以下では白タマと青タマで表記することとする。
白タマvs青タマ
青タマ 100-0 白タマ
戦後関係なし。ビカムで先乗りされると絶対勝てない。
青タマ側は、後手1で即ビカムを打つのではなく、後手3に打つことが大事。(相手のグラスラビカムをケア)
仮に普通の白タマが相手であったとしても、後手3からビカムで十分に間に合う。
青タマvs青タマ
後手100
言うまでもなく先にビカムを打てるからである。
白タマvs白タマ
先手100?
色が揃わない・エナが足りないなどの状況下でない限り先手が勝つ。やったことないけど。意外とエナ足りないことままありそう。
とまあこのクソゲーをどうにかすると言うのが今回の趣旨だ。
結論から言おう。このカードの採用だ。
以前、ウィクロス パーティーで対戦した無限にこのカードが4枚積まれていてムリってなった一枚だ。
これを白タマに1枚いれてみてはどうだろうか。
幸い、緑エナは楚歌で吐けるので決して無駄にはならず、手置きエナチャ効果も無職は働けないが、白と青を必要に応じて追加で置けるようになり、噛み合いはまずまずだ。枠も革命チェンジから1枚抜けばまあ良いだろう。
重要なのはこのテキスト
[対戦相手の効果によってあなたのエナゾーンにあるカードはトラッシュに移動しない]
ほとんどの読者はお気付きだろうが、これで
楚歌のエナを剥ぐ効果を無効にすればいい。
なんと、タカラトミーは、楚歌タマに対する解答をしっかりと用意してくれていたのだ(華代への解答を寄越せ)
- 再現性
凝った対策も再現性が無ければお話にならない。
山墓地エナからの回収手段が無ければ、机上の空論に過ぎない。しかし、白タマには非常に都合の良いカードが積まれている。
山トラッシュからの回収手段になる。
これのおかげでTMB1枚積みでの対策が可能となった。童話キーは3ターン目に切ることが前提のカードであるため、相手ビカム青タマ・後攻いずれの条件においても相手の4に乗るターンに合わせてTMBを発動できる。
地味にエナ落ちした時のケアが難しいが、これも何と《メイ》でエナだけ落とせるので解決可能だ。メイでエナからのトラッシュに落とした後、童話で回収すれば良い。1エナ減るのは(キツイが)エナチャサバ入れて盾から捲れば差し引きゼロかみたいな。
ただ、気付いてしまった。
こっち盾3だと楚歌3回打たれて全面空けられたらメンダコギロチンとグラスラだけじゃいくらエナあっても守れないやないかーい!と
だから楚歌3回の条件これが非常に大切だ。楚歌を3回打たせないプレイングを心掛けていく。
まず先攻白タマのエナ状況を見ていこう。
4エナ(手置き)+2エナ(童話)-3(グロウ分)+4(盾分)+α(場のシグニオシャブエナチャ鯖)
7エナ+アルファかぁ
盤面のシグニがエナになることはないのは助かる。
楚歌3回打つには10エナ(色非考慮)必要だから3エナを+αで埋めればいいことがわかる。オシャブ3回起動は意外と難しそうだが達成出来なくはない?→どこか此方が能動的に減らせる所は無いだろうか。盾削るのを3枚にしてみる→相手盾4でも此方は楚歌3回打てる前提で1盾3面要求ができる。
相手の青エナをピンポイントに削れれば、グラスラが打てず、メンダコの1面守りのみとなり、こちらがWIN
ただ、鯖込みで相手のエナに青が5枚以上あれば、無理だ。(こちらのイノセンスは相手のイノセンスで返される為)ただ、前のターン決めてこないと言うことは、青色鯖が足りないかエナがそもそも足りないのであっても相手のエナ9の内訳に5枚の鯖と青が有るのは少し考えにくいか?
メンダコ→ブリフォというのも少し考えた。ただ、メンダコのコストパフォーマンスには他を考えると勝てないなぁと、、
ここまでの考えで最も本質的なことは、楚歌タマ相手は盾を必ずしも3にする必要が無いことだ。
この考えは次の対青タマに対する考え方にも応用できる。寧ろ青タマのほうがビカムを採用している分防御が薄いので効果的で有ると考えられる。
取り敢えず結論
白タマミラー相手はTMBで後攻でもそこそこ取れるようになりそう。
白タマvs青タマ
このマッチは先攻後攻どちらも考えないといけない。
まずは先攻白タマを考える。
後攻青タマは、3ターン目にビカムを使ってくることを想定する。すると
3エナ(手置き)+3エナ(アルペイオス)+3エナ(盾)-3エナ(グロウ)+α
6エナ+αだ。しかしこのαが青タマは厄介だ。何故ならATエナチャとアルペイオス2回目の起動の筋がある。盤面に出てきた天使のシグニは、極力手札に戻さぬようにして対策するしかないだろう。まあアルペイオス含めて1度の起動で4枚使うから2回目の起動は無いものと思いたい。そうであってくれ...!
なおラティナサーチ。。。
縦削る枚数を極限まで削ってもキツそうかなぁ?ラティナバウンスすることになりそうだしどうでしょうか。色が揃わないことに賭ける。
後攻白タマ
青タマの総エナは
4+3-3+3+α
要は7+α 条件がさらに厳しくなっている、
色が揃わないことに賭けろ
楚歌3回打たれること想定したらブリフォが安定だなぁとは思う。ただ、華代相手に5エナ使って2面防御割きたくないねん...他の有象無象のルリグは正直どっちでも関係ないだろうけど。だからどちらに比重を置くか、ということになりそう。
最後は雑になったけど、今進んでいる考えはこんな所です。
意見があればください。お待ちしてます。
なおTMB入りミラーについては考えたくありません。
以上。